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  1. 上市町議会 2022-09-01
    令和4年9月定例会(第1号) 本文


    取得元: 上市町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-12
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過        ◆◆◆ 開   会   の   宣   告 ◆◆◆ ◯議長堀田喜久男君) ただいまの出席議員は11名であります。定足数に達しておりますので、これより令和4年9月上市町議会定例会を開会いたします。                               (午前10時00分)        ◆◆◆ 開   議   の   宣   告 ◆◆◆ 2 ◯議長堀田喜久男君) これより本日の会議を開きます。        ◆◆◆ 諸       報       告 ◆◆◆ 3 ◯議長堀田喜久男君) 日程に先立ち、諸般の報告をいたします。  初めに、地方自治法第121条第1項の規定により、議場に出席を求め、報告のあった者の職・氏名並びに事務局職員の氏名は、お手元に配付してあります一覧表のとおりであります。  5番 酒井一好君から欠席届が提出されております。  また、黒田会計管理者が欠席しております。代わって、広島課長代理が出席しております。  これで諸般の報告を終わります。        ◆◆◆ 議  事  日  程  の  報  告 ◆◆◆ 4 ◯議長堀田喜久男君) 次に、本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。  これより本日の日程に入ります。
           ◆◆◆ 会 議 録 署 名 議 員の 指 名 ◆◆◆ 5 ◯議長堀田喜久男君) 日程第1 本定例会会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第118条の規定により、8番 寺西庄司君、10番 松谷英真君、11番 碓井憲夫君を指名いたします。        ◆◆◆ 会   期   の   決   定 ◆◆◆ 6 ◯議長堀田喜久男君) 次に、日程第2 会期の決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から9月16日までの15日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 7 ◯議長堀田喜久男君) ご異議なしと認めます。よって、会期は15日間と決定いたしました。        ◆◆◆ 議案第50号から議案第69号まで ◆◆◆             及び報告第3号、報告第4号 8 ◯議長堀田喜久男君) 次に、日程第3 議案第50号 専決処分の承認を求める件(令和4年度上市一般会計補正予算(第2号))から議案第69号 令和3年度上市病院事業会計決算認定の件まで及び報告第3号 令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率報告書報告第4号 令和3年度上市継続費精算報告書の以上22件を一括して議題といたします。              提 案 理 由 の 説 明 9 ◯議長堀田喜久男君) 町長から提案理由の説明を求めます。  中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 10 ◯町長中川行孝君) 今日から9月定例会をお願いしましたところ、酒井一好議員を除いてご出席いただきまして、本当にありがとうございます。コロナ感染拡大が止まらない中でありますが、ひとつよろしくお願いを申し上げます。  それでは、本日、令和4年9月定例会が開催されるに当たり、町政運営につきまして所信の一端を申し上げるとともに、提出いたしました各議案につきまして、その概要を申し上げます。  まず、町にゆかりのあるスポーツチームや選手の活躍の近況について申し上げます。  1つ目として、上市に拠点を置く株式会社ロキグループ野球チームロキテクノ富山が、7月に東京ドームで開催された第93回全国都市対抗野球大会に初出場しました。町では、壮行会の開催や富山地鉄サービスが企画した応援ツアーへの参加助成など、できる限りの支援をさせていただきました。  東京ドームには町民皆さん首都圏在住町出身者など多くの方が応援に駆けつけ、試合前には会場に町のPR動画が流れました。惜しくも1回戦で敗れはしましたが、熱い声援に包まれたとてもよい試合でありました。  2つ目は、この夏、四国を中心に開催されました全国高等学校総合体育大会のボクシング競技男子ミドル級において、上市高校3年生の藤山成悟選手が準優勝し、上市高校ボクシング部として初の快挙を成し遂げました。今後も上市高校生の活躍を精一杯応援していきたいと考えております。  3つ目は、8月にカナダのハリファクスで開催されましたカヌースプリント世界選手権大会町出身浦田樹里選手が、男女混合カヤックペア500メートルで8位に入賞しました。浦田選手は、平成30年からニュージーランドの現地クラブチームを拠点に活動されており、本年4月にはワールドカップや世界選手権日本代表に選出されています。  4つ目に、山梨県で開催されました日本カヌースプリントジュニア選手権大会において、女子カヤックフォア200メートルで優勝と500メートルで2位に入賞した4人のうちの深川満那選手晴まき葵選手、また、男子カヤックフォア200メートルで3位に入賞した4人のうちの酒井海倫選手菱田歩睦選手藤縄輔玖選手上市町民であります。  皆さんの今後ますますの活躍に期待を寄せております。  次に、新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、60歳以上の高齢者等への4回目接種は6月27日に開始してから順調に進んでおり、8月27日時点で接種を終えた方が4,186人、率にして町の全人口の21.0%となっております。  こうした中、新たにオミクロン株対応ワクチン接種を10月からさらに前倒しする方針と発表されており、対象者接種間隔等の詳細は現時点で未確定となっています。  町としては、今後、国から具体的な方針が示され次第、なるべく早く予約の受付と接種を開始できるよう準備を進めてまいります。  次に、「おおかみこどもの雨と雪」10周年イベントについて申し上げます。  7月23日から開催しております西田美術館企画展には、町内外から連日大勢の方々が訪れ、「ふだん見ることができない原画を生で見て、美しさに驚いた」「上市町のすばらしさを知った」「今後もまた訪れたい」「すばらしい企画だった」といった言葉が数多く寄せられるなど、高い評価を得ています。  8月11日には、細田守監督が来町され、北アルプス文化センター県出身の俳優・室井滋さんと対談し、映画づくりの裏話や故郷への思いを話されるなど、会場に詰めかけた約900人の観客を楽しませてくださいました。  また、細田監督は、同日行われたふるさと剱親自然公園での「おおかみこども森づくりプロジェクトの植樹にも参加されました。来年5月には、一般の方々が参加する植樹祭が開かれる予定であり、県内外皆さん森づくりを通して当町とのつながりを深める本プロジェクトをこれからも支援していきたいと考えております。  このほかにも、富山福祉短期大学の学生が企画した「おおかみこどもふるさとオンラインツアー」やイベント会場を周遊する町営バス臨時運行など様々な取組を実施しており、8月25日までの報告では、イベント全体で延べ7,350人が来場されており、アンケートに回答があったのは1,464人で、町外在住者が8割を超す延べ1,182人、そのうちで初めて本町を訪れた方は3割近くの延べ318人となるなど、町のPRと関係人口の拡大、地域活性化にもたらした本イベントの効果は大変大きいと確信をしております。  次に、8月7日に開催されました福井直秋生誕145周年記念演奏会について申し上げます。  福井直秋氏は、現在の宮川地区の出身であり、作曲家として数多くの音楽作品を残されたほか、武蔵野音楽大学初代学長に就任するなど、日本音楽教育に偉大な足跡を残され、昭和37年には上市名誉町民第1号に推挙されました。  直秋氏の生誕145周年と名誉町民推挙60周年に当たる本年、武蔵野音楽大学武蔵野音楽大学同窓会富山県支部、福井直秋歌研究会のご協力の下、ひ孫に当たる福井直昭現学長や日本を代表するソプラノ歌手である佐藤美枝子教授をお招きして記念演奏会が開催できたことを大変うれしく思っております。  演奏会は盛大に開催され、披露された直秋氏の作品の中には、上市中央小学校宮川小学校の校歌といった町民の皆様にとってなじみ深い曲もあり、多くの方に直秋氏の作品や功績を知っていただくよい機会になったと考えております。  次に、8月13日に開催されました「ふるさと観光上市まつり」について申し上げます。  3年ぶりの開催となりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、上市音頭町流しと飲食を提供するお祭り広場を取りやめ、マスク着用やソーシャルディスタンスの確保など混雑回避を周知した上で、花火の夕べと精霊やぐらやきが実施されました。町民事業者のご理解の下、大きな混乱もなく行事を執り行えたことは、コロナ禍の現状において、大変喜ばしく考えております。  次に、令和年産米作柄状況について申し上げます。  今年は、突発的な大雨に悩まされたほか、35度以上の猛暑日が多く、高温の影響による胴割れ米の発生を懸念していたところでありますが、8月31日付で農林水産省が発表した米の作柄状況によりますと、富山県の作柄は平年並みと予測され、本日、初検査が予定されている早生や今後の主力品種コシヒカリも含め、全量1等となるよう期待しているところであります。また、令和年産出荷契約米概算金が昨年よりも約1割値上がりしましたが、全農とやまは値上げの理由として、肥料や農薬などの生産資材原油価格の高騰などを挙げております。町としましても本年6月定例会において、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、農家の皆さん肥料価格高騰分として水稲作付面積10アール当たり1,500円を交付する水田農業経営緊急支援事業補正計上しております。  また、町の特産である里芋については、今までのところ天候による影響は少なく、生育は順調であると伺っております。引き続き圃場の管理を徹底することで、例年どおり高品質な里芋が収穫できるものと期待しております。  次に、昨年度から県へ重点要望しておりました、かみいち総合病院からパル交差点までの消雪設備設置に関し、先般、県から本年中に工事を完成させる予定であるとの回答をいただきました。  冬期間におけるかみいち総合病院へのアクセス向上はもとより、町内でも交通量が多い区間でありますので、当道路を利用する多くの町民安全性利便性向上に大きく寄与するものとして期待しております。今後とも、安全・安心な生活環境の維持・向上に取り組んでまいります。  次に、水道料金検討状況について申し上げます。  当町では水道の建設が始まってからおおむね50年が経過し、令和元年時点管路老朽化率が約3割となっております。今後も管路老朽化が確実に進行していく中、安心・安全な水道を安定して供給していくためには、管路の計画的な更新に取り組んでいく必要がありますが、一方で人口減少による料金収入の低下が懸念されるなど、水道事業を取り巻く情勢は厳しさを増しております。  このため、適正な水道料金あり方を含めた経営戦略を検討すべく、本年3月に水道料金等検討委員会を設置し、7月28日には第2回目となる委員会を開催しましたが、今のところ、安定した水道事業経営のためには、遠からず一定料金値上げが必要であるとの方向で議論が進んでいると承知しております。  来年1月には委員会から提言をいただく予定ですので、その内容を踏まえ、水道料金あり方について、適切に判断していきたいと考えております。  続きまして、今回提出しました予算案件について申し上げます。  令和4年度補正予算案につきましては、一般会計で1億7,790万4,000円、特別会計で1,176万2,000円、企業会計で1,841万6,000円をそれぞれ増額するものであります。その内容としまして、一般会計では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、65歳以上のみの世帯にガソリン及び灯油の購入に使用できる福祉燃料券を1世帯につき5,000円分を配布する事業を行うほか、鉄道事業者タクシー事業者燃料高騰に対する支援などを行うこととしております。  このほか、新型コロナウイルスワクチンの5回目接種に係る費用や国の交付金の決定に伴う道路改良事業の増額をお願いするものであります。これらに伴い、歳入において国・県支出金等を増額するほか、有志の皆様からご厚志を賜りましたので、ご趣旨に沿って追加するものであります。  特別会計では、墓地公園事業特別会計において合葬墓増築工事を行うほか、後期高齢者医療事業特別会計及び国民健康保険事業特別会計について所要の補正を行うものであります。また、企業会計では、病院事業会計において看護師処遇改善手当の増額などを行うこととしております。  次に、その他の案件について申し上げます。  専決処分の承認を求める件につきましては、令和4年度一般会計補正予算として、第93回都市対抗野球大会に初出場したロキテクノ富山を応援するため、令和4年7月15日付で280万円の追加補正専決処分しましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。  報告案件では、「令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率報告書」として、地方公共団体財政健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により監査委員の意見を付して報告するほか、「令和3年度上市継続費精算報告書」として、地方自治法施行令第145条第2項の規定により報告するものであります。  次に、その他の議案について申し上げます。  条例につきましては、「刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例制定の件」のほか2件、その他、「字の区域の変更に関する件」の1件を提案しております。  また、「令和3年度上市一般会計歳入歳出決算認定の件」など決算10件につきまして、監査委員の意見を付して提出しておりますので、認定いただきますようお願い申し上げます。  以上をもちまして、今回提出しました諸案件等の説明といたします。  何とぞ慎重審議の上、適切な議決をいただきますようお願い申し上げます。 11 ◯議長堀田喜久男君) 以上をもって、提案理由の説明を終わります。        ◆◆◆ 監 査 委 員 の 決 算 審 査 報 告 ◆◆◆ 12 ◯議長堀田喜久男君) 次に、議案第60号 令和3年度上市一般会計歳入歳出決算認定の件から議案第69号 令和3年度上市病院事業会計決算認定の件までの決算認定及び報告第3号 令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率報告書について、監査委員から決算審査報告を求めます。  酒井監査委員。             〔監査委員 酒井一政君 登壇〕 13 ◯監査委員酒井一政君) 決算審査報告。  地方自治法第233条第2項の規定に基づいて審査に付された令和3年度上市一般会計及び各特別会計決算地方公営企業法第30条第2項の規定に基づいて審査に付された令和3年度上市水道事業会計及び病院事業会計決算並びに地方公共団体財政健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定に基づいて審査に付された令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率について、慎重に審査を行った結果の概要報告します。  一般会計及び各特別会計決算審査については、去る7月29日から8月4日までの7日間にわたり実施しました。審査に当たっては、令和3年度上市歳入歳出決算書及び決算附属資料について、関係諸帳簿、証拠書類との照合及び関係職員の聴取などを行い審査した結果、決算に関する計数は関係諸帳簿などに符合しており、執行状況は適正であることを認めました。  それでは、決算概要について説明します。  一般会計においては、歳入決算額は115億4,498万円、歳出決算額は111億5,950万円となり、歳入歳出差引額は3億8,548万円となっており、翌年度へ繰り越すべき財源6,022万円を控除した実質収支額は3億2,526万円の黒字決算であります。  特別会計においては、全体の歳入決算額は33億3,468万円、歳出決算額は32億5,638万円、歳入歳出差引額は7,830万円となっており、翌年度へ繰り越すべき財源58万円を控除した実質収支額は7,772万円の黒字決算であります。  令和3年度末現在、財産の状況財政調整基金が12億円以上の残高があります。  また、町債管理基金も8億円以上の残高を維持し、基金全体で約33億円の残高を維持していることから、不測の事態への蓄えや将来的な投資への原資が一定確保されていると考えられます。  町債の当年度残高は、一般会計80億1,722万円、特別会計24億7,840万円で合計104億9,562万円となり、前年度に比して一般会計で3億4,915万円の減少、特別会計で1億2,194万円の減少となり、合計で4億7,109万円減少しておりますが、引き続き適切な公債管理に努めるよう要望します。  財政状況については、後ほど申し上げます健全化判断比率等が示すように数値に見える形で改善し、一定健全性確保されております。  今後の見通しについて、歳入面では、新型コロナウイルス感染拡大による経済社会活動の制限がほぼ解消され、景気が回復すると予想されておりますが、町税などの自主財源の大幅な伸びを予測することは困難であり、地方交付税や国・県支出金町債等財源を依存することは避けられないものと考えられます。  一方、歳出面では、高齢化の進展による福祉、介護及び医療に係る扶助費等義務的経費の増加が見込まれることから、依然として厳しい財政状況が続くものと考えられます。  また、今後、公共施設や道路などのインフラ施設等の改修などが必要になるものと見込まれており、平成28年度に策定された公共施設管理計画及び令和2年度に策定された個別施設計画を踏まえ、中・長期的観点に立って適切に対応するよう望まれます。  これらの状況を踏まえ、今後の町の財政運営については、確実な歳入確保や最少の経費で最大の効果を上げるよう事務事業最適化を図り、自立したまちづくりに向けた行財政運営の指針である第8次上市総合計画上市町まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げる数値目標の実現に向け、町の発展及び町民福祉の充実に引き続き努力されるよう要望いたします。  次に、水道事業会計決算審査については、去る7月29日に審査を行い、公営企業の目的に即応して管理運営されているかどうかに重点を置き、慎重に審査を行った結果、決算に関する計数は正確であり、非違の経理はなく正当なものと認められ、財政状態及び経営成績を適正に表示しているものと認められました。  決算概要については、総収益は3億6,451万円、総費用は3億2,854万円で、当年度純利益は前年度より1,604万円(80.5%)増加し、3,597万円の黒字決算となっております。  当年度は、32年連続で純利益を計上しており、経営分析による指標も近年安定した数値を示し、県及び類似団体の平均と比べても問題はなく妥当であることから、財務状況一定健全性を保っていると考えられます。  しかし、給水収益自体は年々減少しており、人口減少節水型社会への移行などにより、今後、水需要の伸びは大きくは期待できないものと予測されます。  また、管路老朽化も進行しており、安定した水の供給を維持できるよう計画的に更新を進めていくには、一定の資金が必要であります。あわせて、企業債残高が16億8,167万円もあることから、利用料金値上げも含め収益確保に努め、財務構造における健全化の配慮と効率性の高い経営を維持していく必要があります。  さらに、近年の大規模な災害の発生から、災害時におけるライフライン機能確保することの重要性が改めて認識されており、施設における耐震性の強化や老朽化対策などについては、着実に整備を図ることが必要となっております。  こうした状況を踏まえ、安全で良質な水道水安定供給のため、第8次上市総合計画上市水道事業(第6次拡張)変更計画及び上市水道ビジョンで定められた目標の達成に向け、中・長期的視点に立った経営改善に取り組まれるよう要望いたします。  次に、病院事業会計決算審査については、去る7月29日に審査を行い、公営企業としての病院事業健全経営を主眼に、慎重に審査を行った結果、決算に関する計数は正確であり、非違の経理はなく正当なものと認められ、財政状態及び経営成績を適正に表示しているものと認められました。  決算概要については、総収益は43億1,307万円、総費用は38億9,426万円で、当年度は4億1,881万円の純利益を計上し、前年度に引き続き黒字決算となっております。  昨今の多様な取組により、医業収支経常収支が改善され、流動比率当座比率も大幅に増加し、経営状況上向き傾向にありますが、当年度処理欠損金が26億2,118万円となっていることから、診療科別実態把握に努めるなど、引き続き収支を改善する方策を実施していくことが望まれます。  新たな病院機能として、令和3年4月から富山大学附属病院との連携により、乳がん先端医療乳房再建サテライトセンターを開設し、増加傾向にある乳腺疾患に対し高度な医療の提供が可能になったことは、住民の安心と地域医療の発展に大きく寄与するものであります。  また、令和4年1月に締結されました富山大学附属病院との医療連携協定は、円滑な患者紹介と医師、看護師、その他医療スタッフの交流・質向上につながると期待できるものです。  今後とも、住民が安心して地域で暮らし続けるための医療のとりでとして、地域医療ニーズに対応した取組を行っていくことが望まれます。  医師の確保については、令和3年4月に富山大学寄附講座を開設し、富山大学附属病院の内科医師2名に、診療や地域包括ケアシステムを担うリーダーシップを持った総合医の人材育成等を担ってもらうことで、病院の診療体制を充実させることができ、さらには、令和3年10月から消化器外科の医師1名を確保し、外科医師を常勤で2名確保したことで、入院・外来の患者数の回復及び手術件数が増え、経営状況の改善につながっているものと推察されます。  大学医局へ継続して依頼するなど医師不足解消に向けて鋭意取り組み、徐々に医師を確保してきていますが、泌尿器科など一部の診療科では常勤医師の確保が十分にできていない状況であり、引き続き関係機関に働きかけるなどの対応を講じる必要があります。  以上の状況を踏まえ、かみいち総合病院中期経営計画の数値目標の達成等に向けた取組の強化を図り、安心して信頼される地域医療機関として、さらなる医療の質の向上と健全な経営基盤の強化に努めるよう要望いたします。  最後に、令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率については、去る8月4日に慎重に審査した結果、関係法令に準拠して算定されており、計数も決算書等と符合し、いずれも適正であると認められました。  実質公債費比率は14.9%で前年度より0.4ポイント改善し、将来負担比率についても69.9%で前年度より23.1ポイント改善しており、いずれも早期健全化基準を下回り、適正な水準の範囲内にあるものと考えられます。引き続き、比率の低減に向けた計画的な財政運営に取り組むよう要望します。
     以上、決算審査報告を申し上げましたが、細部については、各会計等の意見書に記載してありますので、省略します。  簡単ですが、これをもちまして決算審査報告といたします。 14 ◯議長堀田喜久男君) 以上をもって、決算審査報告を終わります。        ◆◆◆ 休   会   の   決   議 ◆◆◆ 15 ◯議長堀田喜久男君) お諮りいたします。議案調査のため、9月5日、6日及び7日は休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長堀田喜久男君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。        ◆◆◆ 閉   議   の   宣   告 ◆◆◆ 17 ◯議長堀田喜久男君) これをもって、本日の日程は終了いたしました。        ◆◆◆ 議  会  日  程  の  報  告 ◆◆◆ 18 ◯議長堀田喜久男君) 次に、議会の日程を申し上げます。  次回の本会議は、9月8日午前10時に再開し、町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。  なお、一般質問の通告の締切りは6日午前10時までとし、同日午前10時より質問順の抽せんを行います。        ◆◆◆ 散   会   の   宣   告 ◆◆◆ 19 ◯議長堀田喜久男君) 本日はこれをもって散会いたします。                               (午前10時37分) Copyright (C) Kamiichi Town, All Rights Reserved....